ガスリー「鈴鹿1周目での接触でゲームオーバーになった」
アルピーヌのシーズン序盤の苦戦は日本でも続き、再びポイント争いに絡むことができなかった。
さらに悪いことに、オープニングラップで2人のドライバーが接触し、両方のマシンにダメージを与えた。
ピエール・ガスリーは16位、エステバン・オコンは15位でレースを終えた。
ローガン・サージェントのミスとその後のピットストップによってウィリアムズが最下位に落ち、アルピーヌが最下位を免れたことで、彼らの面目は多少保たれた。
しかし、鈴鹿に最初のアップグレードを持ち込み、マシンの重量を軽減することができたことを考えると、チームにとっては屈辱的な結果だった。
だが、ガスリーは週末から得られたプラス面をいくつか強調した。
「ポジティブな面から始めると、最初のスタートは良かったし、3ポジション上げることができた。2回目のスタートも良かったよ」と彼は言った。
「エステバン(オコン)をオーバーテイクことができ、エステバンと裕毅(角田)の間に入ることができたが、残念ながら真ん中に挟まれてしまった。裕毅は左に、エステバンは右に曲がり、エステバンと接触してしまった。フロアの左側全体が剥がれてしまったんだ」
ガスリーは「レーシングインシデント」と呼ばれるダメージを抱えながら奮闘したが、順位を落とした。
「チームによると、ダウンフォースが30ポイント以上も低下していたそうだ。それでほとんどゲームオーバーだった。レースには他の赤旗や出来事があるかもしれなかったから、そのまま走り続けた。でもレース全体を通してかなりタフなマシンバランスだったと思う」
「そこで何とか生き残って、何か起こりうることから利益を得ようとしていたんだ…残念ながら、今日は大きなコストになってしまった」
オコンも、チームメイトとのインシデントでいくつかのダメージを負ったが、彼の方は軽度だった。
オコンはライバルたちとは違うことをしようと、ハードコンパウンドタイヤでリスタートを切ったが、最終的にはフィニッシュまでに2回のピットストップを余儀なくされた。
「とても厄介だった。スタート時にダメージを負ってしまったのは良くないことだ」とオコンはレース後に語った。
「戦略で何かを試してみて、他のマシンよりも前に居続けようとしたが、彼らを後ろに抑えることはできなかった。今週末は、僕たちがどこに位置しているのかを正確に見るための良いテストだった」
「おそらく予選での進歩はあったと思う。昨日は良い予選だったが、レースではバーレーンの時と同じところに戻ってしまった。こことバーレーンには似たところがあるので、それを調べる必要がある」
アルピーヌはコンストラクターズランキングの最下位に留まっている。
ガスリーが次のアップグレードが次戦中国グランプリに間に合わない可能性が高いと確認したことから、早急にさらなるアップグレードを望んでいるところだ。
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