【マイアミGP予選】ルクレール3位「何が起きたのか理解できない」―風とグリップ変化に翻弄され、ポール獲得の自信が崩れた夜
2026年F1マイアミGPの予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは3番グリッドを獲得した。しかしポールポジションを確信していたルクレールにとって、この結果は到底納得できるものではなかった。セッション後、ルクレールは混乱と失望が入り混じった表情で率直に心境を語った。
「ポールが獲れると確信していた」――期待と現実のギャップ
2022年のマイアミGPでポールポジションを獲得した経験を持つルクレールは、今年も同様の結果を狙っていた。フェラーリはフロリダに大規模なアップグレードパッケージを持ち込んでおり、自信を持って予選に臨んでいた。
しかし蓋を開けてみれば、キミ・アントネッリとマックス・フェルスタッペンの後塵を拝する3番手。ルクレールはセッション後、戸惑いを隠さずこう語った。
「あれは激しかった、本当にギリギリだった。今日何が起きたのか、正直わからない。フロリダにはたくさんのアップグレードを持ち込みましたが、トップに立つには十分ではなかったようだ」

突風、縁石、変わり続けるコンディション
セッション中のコンディションの難しさも、ルクレールのパフォーマンスに影響を与えた要因のひとつだ。
「今日の突風がどれほど影響したのかはわからない。特にターン11と12では状況が常に変わり続け、一定のスピードを保つのが難しかった。さらにターン8で縁石に強く乗り上げてしまい、マシンを壊したかと思ったほどだった」
「まったく別のクルマのような感覚」――フィーリングの喪失に困惑
ルクレールが最も首をかしげたのは、金曜日のFP1との落差だった。FP1でトップタイムをマークしたマシンが、予選ではまるで別物のように感じられたという。
「満足していない。金曜日よりもはるかに苦労した。スピードが戻らず、マシンのフィーリングもなかった」
「マシンにはほとんど変更を加えていないのに、まったく別のクルマのような感覚でした。確かに風は影響したと思うが、自分たちのマシンが他のチームよりも風の影響をこれほど受けやすいとは信じたくない」

グリップ変化についていけなかった可能性
ルクレールはさらに踏み込んだ分析も口にした。路面温度よりも、時間とともに進化する路面グリップへの対応が鍵だったと示唆した。
「路面温度はほぼ同じだったので、それが原因ではないはずだ。むしろ路面のグリップが進化していく中で、僕たちだけがその変化についていけなかった可能性がある。すべてじっくり分析しなければならないが、この結果に満足できないことは確かだ」
3番グリッドからの日曜決勝でルクレールがどこまで巻き返せるか。フェラーリの真の実力が問われる一戦となる。
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