【カナダGP スプリント】アントネッリ、ラッセルとの攻防に激怒「ペナルティに値する!」─ヴォルフ代表が無線で制止
2026年F1第5戦カナダGPのスプリントレースで、メルセデスのキミ・アントネッリは3位でフィニッシュした。レース中は、チームメイトのジョージ・ラッセルとの激しいバトルを巡りアントネッリが無線で怒りをあらわにし、トト・ヴォルフ代表が2度にわたって介入する事態となった。
1コーナーで並んだアントネッリ、しかし押し出されてミス
序盤、先頭を走るラッセルにアントネッリが果敢に挑んだ。1コーナーで並びかけたものの、そのままオーバーシュート。さらに後方区間でも再び芝生にタイヤを落とし、その隙を突いたランド・ノリスが2番手へ浮上した。アントネッリはその後、3位のままチェッカーを受けた。
「ペナルティに値する!」─無線で怒りを爆発
アントネッリは、バトル直後から無線で不満を訴え続けた。
「とても非紳士的な行為だ。ペナルティに値する。僕は並んでいた!」
レースエンジニアのピーター・ボニントン氏が冷静になるよう促し、タイヤ管理とノリスへの対応に集中するよう呼びかけると、アントネッリはこう返した。
「どうでもいい! 彼が僕を押し出したんだ」
すると、ヴォルフ代表が無線に割って入った。
「キミ、無線で不満を言うことに集中するのではなく、レースに集中しろ」
しかし、チェッカーフラッグ後もアントネッリの怒りは収まらなかった。
「もしこれが選手権争いのやり方だというなら……よくわかったよ」
これに対し、ヴォルフ代表は再び無線で対応した。
「キミ、これで4回目だ。今はそれを議論するタイミングではない。こういう話はチーム内でするものだ。無線でするべきではない」
「並んでいれば、どのコーナーでも追い抜ける」
レース後、冷静さを取り戻したアントネッリは状況を整理しながら振り返った。
「レース前にこうした場面について話し合っていたが、どうやら僕は何かを誤解していたようだ。もう少し明確な指示が必要だったのかもしれない。チームの方針は“接触しないこと”だった。だが、接触はあった」
また、自身のミスについても認めた。
「僕は並んでいたのに押し出された。その後ターン6でミスをしてしまい、それがレースを台無しにした」
一方で、ラッセルが「モントリオールの1コーナーでは追い抜きはできない」と語ったことについては、強い口調で反論した。
「僕の考えでは、相手と並んでいれば、どのコーナーでも追い抜くことはできる」
選手権首位のアントネッリとラッセルの間に緊張感が生まれ始めた今、メルセデスが本戦予選と決勝でどのようにチームマネジメントを行うのか注目される。
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