アストンマーティン、カナダでも改善は限定的―クラック氏「ドライバーを守らなければ」
アストンマーティンはコンストラクターズランキングで最下位に沈んでいる。カナダGPでも大幅な改善は見込みにくい中、チーフ・トラックサイド・オフィサーのマイク・クラック氏がドライバーたちを擁護した。
クラック氏は、厳しい現状を率直に認めている。
「明らかな困難を抱えているにもかかわらず、チームの士気は保たれている。しかし、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールを守らなければならない。彼らはグランプリ週末ごとに同じ質問を受けている」
ドライバーへの精神的な負担についても言及した。
「辛抱強くあり続けるのは簡単ではないし、同じ質問に何度も答え続けることも同様だ。中国でも話したが、彼らを気にかける必要がある。後方で戦い続けなければならない状況では、フラストレーションが溜まるのは当然だ」

また、チームとホンダの協力体制については次のように説明した。
「すべての問題を認識しており、パートナーであるホンダとともに取り組んでいる。大きな前進が必要なことはわかっているが、シーズン中にそれを実現するのは容易ではない。それでも、週末ごとに前進することがモチベーションの源だ」
さらに、現在のF1における開発競争の厳しさにも触れた。
「今シーズンのF1は特に開発競争が激しい。継続的なアップグレードによる前進がなければ、スタッフのフラストレーションも管理しなければならない」
北米ラウンドからヨーロッパへ移る過密日程を前にしても、クラック氏は現実的な姿勢を崩さなかった。
「大きな改善が投入されるまでは、今あるパッケージで最善を尽くすしかない。暗い顔をして状況を嘆いても、何の助けにもならない」
その一方で、苦しい状況でも努力を続けるチームを称えている。
「競争力がないとわかっていながらも、全員が全力を尽くしている。その姿勢には本当に頭が下がる。誰も気づかないかもしれないが、マイアミではタイヤマネジメントや高温下でのマシン運用に進歩があった。ポジティブな要素は多いが、最終的にはスピード不足によってすべてが影に隠れてしまっている」
【関連記事】
