【モナコGP】ボッタス、シート喪失の噂を一蹴―キャデラックの全面支持を強調
2026年F1第6戦モナコGPを前に、キャデラックのバルテリ・ボッタスに関する「シート喪失」の噂がパドックを駆け巡った。しかし、ボッタス本人は至って冷静だった。38歳のベテランは、その噂を朝のコーヒーを飲みながら目にしたというが、疑惑を笑い飛ばしている。
根拠のない噂を一蹴、チームの全面支持を強調
ボッタスはメディア対応の場で、落ち着いた口調のまま今回の騒動について語った。
「こういう噂が流れるのは初めてではない。そんなデタラメを考える人がいるのは少し残念だ。でも、このスポーツの世界ではよくあることだ」
また、自身の立場についても不安はないと強調した。
「自分の状況はわかっているし、チームも私の立場をよく理解している。そして、100%支持してくれている。だから問題はなかった」
なぜこうした噂が広まるのかと問われると、ボッタスは「見出しのインパクトやクリック数が目的」と冷静に分析した。
噂の発端は記者の見解が独り歩きしたこと
今回の噂の発端となったのは、イタリアの『Sky』の記者がテレビ番組内で述べた個人的な見解だった。その内容は「成績が振るわなければ、将来的にボッタスの立場は厳しくなる可能性がある」というもので、チームの方針や決定事項を伝えたものではなかったのだ。
しかし、その発言が翻訳や伝聞の過程で意味合いを変え、「今シーズン中にもコルトン・ハータがボッタスに代わって起用されるかもしれない」という噂として広まったとみられている。
もっとも、この話には根本的な問題がある。ハータはインディカーで豊富な実績を持つ一方、現時点でF1スーパーライセンスを保有していない。現在はF2参戦やフリー走行出走を通じて必要ポイントを積み上げている段階だ。
さらに、キャデラックは今季がF1参戦初年度であり、チームは新体制の構築途上にある。序盤戦で苦戦を強いられることは、チーム側もドライバー側もあらかじめ織り込み済みだった。
「朝のコーヒーを飲みながら笑ってしまった」
ベテランらしい余裕を見せたボッタスは、噂を知った瞬間についても振り返った。
「最初にその噂を目にしたのは、朝のコーヒーを飲んでいる時だった。思わず笑ってしまったよ」
そして、噂に振り回されるつもりはないと語る。
「これがこのスポーツのネガティブな側面のひとつだ。時に人々はただ記事を書くために噂を生み、物事を作り上げる。それもこの世界の一部だと学んだ。だからもう気にしていない」
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