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【モナコGP 決勝】フェルスタッペン、1周リタイアの真相は“エンジン寿命”? 好調一転の悪夢に「ここから家まで500mだから、もう帰るよ」

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max verstappen red bull monaco gp 2026 レッドブルのマックス・フェルスタッペン、2026年モナコGPにて 【モナコGP 決勝】フェルスタッペン、1周リタイアの真相は“エンジン寿命”?

予選では圧巻のアタックを披露し、キミ・アントネッリに続く2番手を獲得していたレッドブルのマックス・フェルスタッペン。今季初勝利への期待も高まっていたが、その挑戦は決勝スタート直後に終わりを迎えた。

スタート後に大きく失速して最後尾まで後退したフェルスタッペンは、わずか1周でマシンを降りることとなった。レース後、パドックで取材に応じた絶対王者は、発生していたマシントラブルについて冷静に振り返った。

突如停止した心臓部

フェルスタッペンによると、異変はグリッドに着く前から始まっていたという。

「実はフォーメーションラップの段階から、すでにエンジンのフィーリングが良くなかった。そしていざスタートラインに着き、ブラックアウト直前の手順に入った時には本当に悲惨な状態だった。エンジンが突然、完全に停止してしまったんだ」

シグナル消灯後、なんとか発進には成功したものの、状況は改善しなかった。

「動き出した後は、少しだけパワーが戻ったように感じた。しかしターン1を抜けた瞬間、パワーユニットからひどい異音出始め、アクセルを全開に踏み込むことすらできなくなった。だからそれ以上は走らせず、そのままマシンをピットに戻してスイッチを切った。それだけさ。それ以上、僕にできることは何もなかった」

原因は“使用限界”か? チームは調査へ

予選まで高い競争力を示していただけに、決勝で突如発生したトラブルはチームにとっても想定外だった。

「具体的に何が起きたのか、原因は全く掴めていない。ただ、ひとつの可能性として、今回使っていたエンジンがすでに使用マイレージ寿命(ライフサイクル)の終盤に差し掛かっていた個体だったというのはあるかもしれない。何が問題を引き起こしたのか、ファクトリーで徹底的に調べる必要がある」

ただ、マシン全体の仕上がりには手応えがあったという。

「週末を通じてパッケージの仕上がりは素晴らしく、クルマの挙動も最高だっただけに、本当に悔しい。こうして1ポイントも持ち帰れないまま週末を終えるのは、言うまでもなくとても落胆するよ」

王者のドライな引き際

マシンを降りた後、「モーターホームに残ってライバルたちのレース展開を見るつもりはあるのか」と問われると、フェルスタッペンはこう答えた。

「いや、見ないよ。すぐ家に帰る。ここから自宅(モンテカルロのマンション)までは、たったの500mくらいだからね」

レースがまだ中盤にも差し掛かっていない時間帯に、私服に着替えてパドックを去っていく王者の後ろ姿は、モナコGPという特殊な一戦の残酷さを象徴していた。

次戦バルセロナで真価が問われる

次の舞台は、マシンの空力性能と総合力が試されるカタロニア・サーキット(バルセロナ)だ。モナコで見せた競争力は本物だったのか、それとも一過性のものだったのか、フェルスタッペンは次戦を見据えている。

「バルセロナはモナコとは全く異なる性質のサーキットだ。高速コーナーが多く、純粋な空力性能が勝負を分ける。僕たちが今シーズン、マシンの開発において本当に前進できているのかどうかは、バルセロナではっきりと証明されるだろう。そういう意味でも、非常に興味深い週末になるはずさ」

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