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パトレーゼ「ルクレールはハミルトンのやり方を見習え」―苦境のフェラーリ8年目に贈る直言

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charles leclerc ferrari barcelona

モナコGPでの新契約署名から間もなく、バルセロナGPでもブレーキ問題でリタイア。チームメイトのルイス・ハミルトンに完全に主導権を奪われたシャルル・ルクレール。F1に256回参戦した元GP6勝ドライバー、リッカルド・パトレーゼは、現在のルクレールの心理状態を鋭く分析し、1993年の自身とシューマッハーの関係を引き合いに出して、ルクレールへの具体的な助言を語った。

「モナコのインタビューで何を言っているかわからなかった」

パトレーゼはまず、モナコGP後のルクレールの発言への困惑から話を始めた。「モナコのレース後インタビューを見て驚いた。彼が正確に何を話しているのか理解できなかった。ブレーキの問題について語り、ハミルトンはすでに3戦違うブレーキを使っていて、自分には本当のブレーキの問題がある、と言っていた」

ルクレールはモナコGPでカナダGPから続くブレーキの異常を激しく批判し、ブレンボの異例の公式声明を招いていた。

「7年いても世界王者になれなかった。不満なのは確かだ」

パトレーゼはルクレールの心理状態についても率直に言及した。「ルクレールは今フェラーリで7年目だ(2026年は在籍8年目)。彼に疑念があるのかと自問している。でももしそうなら、決断を下さなければならない。もし正しい方向に進まなければ、チームに悪影響を与える可能性がある」

「彼は不幸せに違いない。7年いて、世界王者になる本当のチャンスがなかった。時に好成績を収めたが、ミスと混在してきたクルマが勝てるほど十分ではなかったからだ。だからやや過激に走ることになり、そういう気分の時はミスをすることもある。彼が不満なのは確かだと思う」

「フェラーリを去りたいわけではない。永久に契約したんだから」

ルクレールがフェラーリを去る可能性については否定した。「いや、彼は去りたくない。モナコで新しい契約にサインしたばかりだ。永久にサインしたと思う」

そしてルクレールの実力そのものは高く評価した。「シャルル・ルクレールはまだ終わっていない。勝てるクルマがある。ルイス・ハミルトンと彼は素晴らしいチームだ。もしシャルルが本来の力と正しいメンタリティを取り戻せば、ルイスの本物の対抗馬になれる。純粋なスピードでは、おそらく彼の方がルイスよりほんの少し速い」

「問題は頭。今は心が折れている」

しかし核心はメンタルにあると指摘した。「問題はメンタルだ。今、シャルルのモラルはどん底にある。しかし今こそ気づいて評価しなければならないのは、フェラーリはグランプリを勝てるクルマを持っているということだ。彼は落ち着く必要がある。もしクルマの特定の側面に不満があるなら、ルイスを参考にするべきだ」

「1993年、シューマッハーは私のセットアップを聞いてコピーして勝った」

そしてパトレーゼは自身の経験からの具体的なアドバイスを語った。「1993年のベネトンを思い出す。マイケル・シューマッハーは間違いなく非常に速かったが、デブリーフィングで私のクルマのセットアップについての話に非常に注意深く耳を傾けていた。そして私のセットアップをコピーした。そして私を打ち負かした。時にはチームメイトの経験を活かしてパフォーマンスを引き出すことが必要だ。ルクレールもそうすべきだ」

1993年シーズン、パトレーゼは豊富なF1経験を持つベテランとしてベネトンに加入したが、若いシューマッハーに圧倒されてシーズン中盤に「契約延長なし」を告げられた。しかしその過程でシューマッハーがパトレーゼの経験を積極的に学んでいたというエピソードは、ルクレールが今まさに置かれた状況、同チームの先輩ハミルトンがブレーキ設定で先行し、その路線に従わなかった結果として苦しんでいると重なる。

バルセロナGPでルクレールはようやくハミルトンと同じCarbone Industrie製ブレーキディスクへの移行に踏み切ったが、それはQ3でのクラッシュとレース中のリタイアという最悪の結果で終わった。今後のレースで「ハミルトンから学ぶ」というパトレーゼのアドバイスが実を結ぶかどうか、その答えは次戦オーストリアGPで明らかになる。

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