ペレス、サウジアラビアでの2位争いを振り返りペナルティのきっかけとなったミスを認める

レッドブルのセルジオ・ペレスは、サウジアラビアGPでアンセーフリリースのため5秒のタイムペナルティを受けたのは自分自身のミスだと明かし、最終的に2位でレースを終えたにもかかわらず、それがレースを”危険にさらした”と認めた。

3番グリッドから好スタートを切ったペレスは、オープニングラップで2番手のシャルル・ルクレールに仕掛ける。最初はうまくいかなかったが、その後4周目にルクレールをパス。

しかし、7周目にランス・ストロールがバリアに激突したためにセーフティカーが導入された際、レッドブルがマックス・フェルスタッペンとダブルスタックを選択したため、ペレスはトラブルに見舞われた。

ペレスはピットボックスを出る際にアストンマーティンのフェルナンド・アロンソと接触し、スチュワードはペレスにアンセーフリリースとして5秒のペナルティを科した。

ペレスはレース終盤まで3番手のルクレールとのギャップを十分に保ち、2位をキープしていたが、ペナルティにつながったミスの責任は自分にあるとレース後に認めた。

「僕のレースはかなり混沌としていた。スタートは良かった。第2コーナーで彼にスペースを与えてしまい、第4コーナーは彼のコーナーになってしまった。」

「それから2、3周でシャルルをパスすることができた。マックスから3秒以内だったし、ミディアムスティントでのデグラデーションもかなり良かったと思う。」

「でも残念なことに、セーフティカーが早めに出て、ほぼみんなピットインしてしまった。」

「出たのは僕のミスだ。チームからは待つように言われていたからね。でも後から考えると、僕が右側を見たときには誰もいなかったんだ。今思えばペナルティは正しかったと思うし、あれで僕らのレースはかなり危うくなった。」

ピットストップ中、ドライバーはコックピットからどの程度視界を確保できるのかと尋ねられたペレスは、次のように説明した。「周りの状況を少しは把握できる。チームのほうがクルマに乗っている自分より少し遅いこともあるけど、今回は逆だった。その点では僕が悪かったけど、それでもそれが僕らのレース結果を変えることはなかったから良かったよ。」

ジェッダ・コーニッシュ・サーキットでは波乱の一夜となったが、ペレスは開幕戦バーレーンGP(2位)に比べれば、この週末での自分の進歩に前向きな気持ちを抱いている。

「先週末のレースは、デグラデーションの量やマネージメントという点で、本当にお粗末なものだったと思う。でも理由はわかった。」

「レースは金曜から決勝に向けて前進することができたので、今日はかなり強かった。だけど、予選では一歩後退してしまった。FP2よりも遅くなってしまったのは何故なのか、それがこの週末の大きなキーポイントだ。」

「その理由を理解して、進歩を続けることができるようにしなければならない。」

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