【オーストリアGP】ホンダ折原GM、高地特有のPU課題に言及「MGU-H廃止で最適化はより難しくなる」
2026年F1第8戦オーストリアGPが、6月26日(金)からレッドブル・リンクで開幕する。今回のグランプリに向け、ホンダF1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎氏が、高地特有の環境と2026年レギュレーション下でのパワーユニット(PU)運用について見解を示した。
高地のレッドブル・リンクで問われるターボ運用
オーストリアGPの舞台となるレッドブル・リンクは、気圧や空気密度の影響を受けやすく、例年PUにとって厳しい条件となることで知られる。
「レッドブル・リンクは標高の高い山岳地帯に位置しており、他のサーキットと比べてターボチャージャーへの負荷が大きくなる。昨年まではMGU-Hがターボチャージャーをアシストしており、エネルギー回生にも貢献していた。しかし、MGU-Hが廃止された2026年レギュレーションでは、高地でターボチャージャーとエンジンを最適な状態で機能させることがこれまでより難しくなる。まずはフリー走行1回目(FP1)で、それぞれの挙動を確認していく」
また、気温の高いレースウィークが予想されることから、冷却面のマネジメントも重要なポイントになると指摘した。
短いながらも負荷の大きいレイアウト
レッドブル・リンクは1周の距離自体は短いものの、3本の長いストレート区間を持ち、加減速が繰り返されるレイアウトとなっている。そのため、エネルギーマネジメントやドライバビリティの完成度が結果に直結する。
「このサーキットはPUへの負荷が大きいのも特徴だ。ここでも他のPUマニュファクチャラーとの戦いは厳しいものになると思うが、性能を最大化するために、エネルギーマネジメントやドライバビリティを最適化していく」
2026年規定下で迎える初の本格的な高地戦。オーストリアでは、各陣営のパワーユニット性能だけでなく、その運用力にも注目が集まる。
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